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『芋焼酎、ありますよ』が、『この一本、面白いんですよ』に変わる夜…
飲食店やバーのカウンターで、よく耳にする「芋焼酎、ありますよ!」という一言… もちろん間違いではないのですが、どこかすれ違いのような寂しさを感じることがあります…僕たちがそこに求めているのは、単なる銘柄の分類ではなく、その一杯がまとっている気配のようなものだからかもしれません。 もしもそのとき、「この一本、実は杜氏さんが良い意味の変態で、畑の話からすごく面白いんですよ!」なんて言葉がそっと添えられ […] -
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夏のきれはし
お盆なので、実家に帰った。普段なら、「駅まで迎えに行くね〜」とLINEをくれて、夕方からノンアルビールを飲みながら待機してくれている母。でも今回は、引っ越しの手伝いに東京まで来てくれていた。帰りは二人で新幹線に乗った。名古屋駅に着くと、ゲートタワーの適当な店に入り、うどんを食べて、少し飲んだ。いつもと少し違う帰省だった。無事に実家へ到着し、シャワーを浴びると、お腹が空いた。冷蔵庫を開けると、いつも […] -
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moi’s cordinate-ふわふわの氷と白を纏う夏
8月お盆。日差しの強い暑さが続く中、幼少期に夏祭りで必ず食べていたかき氷の記憶が蘇りました。今日は、懐かしい街並みを歩きながら、氷を食べて夏を感じる日。 Today’s fashion 雲のようにふわりと軽いかき氷を想像しながら、ホワイトを貴重に、ひんやりとした空気を纏わせたコーデ。 清涼感のある素材のオーバーサイズのタンクトップは、かき氷の“ひんやり感”とリンクさせ、古民家の柔らかな木の色とも自 […] -
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歴史をシュワっと感じながら飲む地元の酒
タイといえば、ビールですか。そうですね、わかります。シンハー、チャーン、レオ!東南アジアのゴクゴクビールです。 これは余談ですけれども、ベトナムにいったときはグラスにギチギチに氷を詰め込んで、そこにビアハノイを並々に注いで、なんてのをよく見た気がしますが、今回のバンコクでは氷入りのビールには出会えませんでした。わたくしはあれが結構好きでしてね、すこし残念でした。 しかしまあ、東南アジアは暑いから、 […] -
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大衆酒場という、もうひとつのガストロノミー
赤ちょうちんの暖簾をくぐるとき 夕暮れ時の街を歩き、細い路地の入口でぽつりと灯る赤ちょうちんを見つけると、胸の奥がすっと温かくなる。使い込まれた布の暖簾(のれん)をくぐり、ガラガラと音を立てて引き戸を開ける。 その瞬間、店内の熱気が一気に頬を撫でる。大勢の客が交わす賑やかな話し声、グラスとジョッキが触れ合う音、大鍋でグツグツと煮込まれるモツの甘辛い匂い、そして炭火の上で肉の脂が落ちて立ち上る煙。 […] -
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一杯目のビールは、本当に「ビール」がうまいのか
酒場の風物詩と、小さな違和感 夕暮れ時の大衆酒場。引き戸を開け、ガヤガヤとした熱気の中に滑り込み、カウンターの椅子に腰を下ろす。上着を脱ぐか脱がないかのうちに、店員さんが「お飲み物は?」と聞きにやってくる。その瞬間、店内のあちこちから同じ言葉が聞こえてくる。「とりあえず、ビールで」酒場では馴染み深い、いつもの光景だ。しかし昔から、この「で」というたった一文字が、私の頭のどこかにずっと引っかかってい […] -
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「幻」のラベルをはがすとき――銘酒『村尾』が教えてくれた、手仕事の体温
「村尾」という名前は、ときどき少し、強すぎるように感じられます… お酒にそこまで詳しくない方でも、「なかなか手に入らない、すごい焼酎」というイメージを持っているかもしれません。入手困難、プレミア、幻の一本。そんな強い言葉が、どうしてもお酒の前に立ってしまう… 正直に言うと、鹿児島県薩摩川内市にある村尾酒造を訪ねる前の僕にも、どこかミーハーな期待がありました。あの村尾を造る蔵には、どんな秘密の製法が […] -
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【第3回】「焼酎飲むんだ?」と言われない未来へ|「FIESTA DE TACOCHU」の挑戦と國酒への展望
0→1(初心者のきっかけ)を作る「タコス×焼酎」の発想 「焼酎を広く普及させたい」これが淡路氏の活動における最大の前提である。しかし、日本国内で焼酎の魅力を広めていくにあたり、淡路氏はずっとある課題感を抱いていた。従来の焼酎イベントは、基本的に酒屋や飲食店が主体となって開催されるものが多かった。その形式はどうしても専門的な試飲会のような形になりやすく、集まるターゲットも「普段から焼酎を好んで飲んで […] -
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【第2回】コロナ禍の失意を越えて見つけた原点|パリの展示会で目撃した焼酎の大きな変化
キャリアを襲った突然のコロナ禍と解雇劇 淡路氏という人物のキャリアは、自らの意思でステップを駆け上がる、前向きな挑戦の連続であった。淡路氏は「1つの会社に長く留まること」だけを正解とせず、自分の目指す場所や学びの段階に合わせて転職し、経験を積み重ねていくスタイルを貫いていた。憧れの大手旅行会社、JTBへ挑んだ際も、未経験からの採用という高いハードルに対し、まずは派遣社員として足を踏み入れた。現場で […] -
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【第1回】焼酎を日常のカルチャーへ |好きと違和感を拾い続けた、淡路梨乃氏のキャリア
何かを選ぶとき、いつも確信があるわけではない。その始まりは、偶然や目の前の小さな悩みだったりする。 現在の淡路梨乃氏(以下、淡路氏)だけを見れば、「焼酎を広める」という明確な軸を持ち、まっすぐ歩いてきた人のように見えるかもしれない。しかし、その始まりは偶然だった。もともと好きだったのは日本酒。焼酎を飲み始めたのも、仕事として関わるようになったのも、最初から「焼酎を仕事にしたい」と考えていたからでは […]