初めて行く街、あるいは久々に行く街も同じことですが、できれば行く前に、できなかったら行く道すがらに、こことそことあすことは行かねばならなさそうですなあ、と思うものですよね。
思わない?まあ思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらを読んでくださっているのであれば、ぜひ思ってください。
それが良い酔いへの近道ですよ。
具体的にどうしたらいいかといえば、どんどん調べて勘に従いGoogleマップにピン立てしていきます。
行きたい架空町みたいなリストをつくり、とにかくそこにいれていくのです。
インターネッツのアルゴリズムのことは大して詳しくありませんが、こういったことを繰り返していると、お前ってこういうやつやんなあ、と彼らが覚えてくれるので、自分にとっての「正解」に近づきやすくなる、とわたくしは感じています。
ですがこのリスト、実はそんなに使われることがない、という話をしたいなというのが今宵の本懐です。
Aという店に行ってみようと思い降り立った初めての街、駅から徒歩12分ほどの距離までキョロキョロしながらいると、おもろそうな店Bがありました。
目的のAを堪能したあと、とりあえずBへ入ってみますると、たいへん友好的な店主。
雑談に花を咲かせていると、お隣にいる愉快なご常連さんとお繋ぎいただきます。
そして酒の話あるいは酒に関係のない話が、杯を重ねていくにつれ盛りあがる。
それこそが酒のある場所で過ごす醍醐味ではないでしょうか。
さてBで飲み進めていくうちに、そろそろ次の店というところになりますと、店主が、そしてご常連さんが、あそこはどう?いやあっちは?だめだ今日は定休だよ、それならあっちは!と勝手にドンドン教えてくれてしまいます。
というわけでBをでたあとは、Bのみなさまが教えてくれたPにいくことになってしまうわけで、自分でつくったリストは消化されていかないんですね。
このようなタイミングでたまに訪れるうれしい瞬間といえば、地元の民が教えてくれた店が、あーそのお店さんは僕も気になっていてさっきリストにいれていたんですよ!です。この確度があがっていくこと、すなわち、プロへ近づいていっていると言って過言ではないでしょう。
さて今週のヨヨイノヨイは。
ランチミーティングと称して、とある町へ出かけました。来たことないわけではないですが、そんなに知らない町です。
あらかじめ目星をつけていた店はいくつかあったのですが、まずは散歩をしてみましょうとのことで、周囲を見て回ります。
そこで見つけた、あまりにも錆びた看板、そしてその奥のあまりにも薄暗い廊下、そこに吊られる提灯。さすがにこれは当たりだろうと思い入店し、ツマミをいくつか。そして出てきたそれらは、大当たり!
大歓喜の瞬間、暗い廊下から現れて声をかけてきたのはなんと驚きの担当編集でした。
ちょっと!いい店!先に教えてくださいよ。
それではまた来週!
