2026年10月16日(金)に渋谷のラジオ「渋谷のチキチキラジオ」に出演させていただきました!
パーソナリティを務めるのは、シブヤ散歩新聞編集長の界外亜由美さん。そして、アシスタントは俳優の橋本悟志さんです。
実は、今回のラジオ出演のきっかけも、ある1つの出会いから始まりました。
しかも、その場所は……酒場です。
すべての始まりは、酒場での偶然の出会い
界外さんとの出会いは、これまた運命的なものでした。(もはや、必然だったのではないかと思っています。姉さん…)
白石酒造の白石さんを囲んで焼酎を楽しむ会に参加したときのこと。
たまたま目の前の席に座っていたのが、界外さんでした。
最初は何気ない会話だったと思います。焼酎を飲みながら、あれこれ話しているうちに、自然とbacchanteの話になりました。
すると界外さんが、私たちの取り組みに興味を持ってくださって。
bacchanteで何をしたいのか、どんなことを届けたいのか。キャリアについても初対面ながら相談を。
そんな話をしていると、こちらが驚くほど熱い言葉を返してくださったんです。
「そうだよね、そういうことがやりたいんだよね!」
「やるってもう決まってるんでしょ!」
そんなふうに、自分たちの想いを改めて確かめられるような時間でした。
意気投合、という言葉も間違いではないのですが、どちらかというと、私が界外さんの言葉に背中を押してもらったという方が近いです。
まだまだ形にしている途中のbacchante。
自分たちが面白いと思っていることや、届けたいと思っていることに、こんなにも熱を持って応えてくれる人がいる。
それが、とてもうれしく頑張ろうって思える日を過ごしました。
その後、界外さんがラジオのパーソナリティをされていることを知り、ありがたいことに出演のお声がけをいただきました。
まさか、焼酎を飲んでいたあの日の出会いが、ラジオ出演につながるとは。
本当に、何がきっかけになるかわからない…
ラジオは生放送。つまり、編集ができない。
さて、出演が決まったものの、1つ問題が…
私自身、ラジオはほとんど聞かない。もちろん、出演経験もない。
それに、実はあまりコミュニケーションが得意な方ではなくて。
初対面の方と話すことは好きなのですが、頭の中にあることを、その場でわかりやすく言葉にするのは、正直あまり得意ではありません。
しかも、今回のラジオは生放送。
つまり、編集ができない。
普段は編集長として、文章を何度も読み返したり、言葉を入れ替えたり、伝わり方を考えたりしています。
でも、ラジオでは一度口にした言葉を後から直すことはできません。
「私、大丈夫かなー」「うまく伝えられるかな…」という不安もありました。
出演に向けては、界外さんから当日の台本のたたき台を送っていただきました。
そこには、事前に確認しておきたい質問がいくつか並んでいました。
・bacchanteが生まれたきっかけ。
・なぜ復刊することになったのか。
・なぜ私が編集長を務めることになったのか。
・そして、bacchanteを通して、何を届けたいのか。等
どれも、普段から考えていることです。なので頭の中には、伝えたいイメージがたくさんありました。
でも、いざ言葉にしようとすると……。
意外とうまく言葉が出てこない
自分ではわかっているつもりだったことも、いざ誰かに伝えようとすると、言葉がまとまらない。
「何をしたいのか」と聞かれれば、話したいことはいくらでも出てくるのに、「じゃあ、それはなぜ?」と考えると、また別の言葉が出てくる。
書いては消して、考えては戻って。そんなことを繰り返していました。
でも、この時間が私にとって、ものすごく大切なものになりました。
普段は目の前の記事や企画に向き合うことが多く、改めて「私たちは何のためにbacchanteをやっているんだろう」と立ち止まる機会は、意外と少なかったのかもしれません。
今回、質問に答えようと考え続けたことで、頭の中に散らばっていた想いが、少しずつ一本の線につながっていきました。
「ああ、私たちが本当に伝えたいのは、こういうことだったんだ!」
と、スカーン!と腑に落ちた感覚。
ラジオ出演の準備をしていたはずが、気づけば自分自身とbacchanteについて、かなり深く内省する時間になっていました。
この機会をいただけたこと自体が、すでに大きな収穫だったと思います。
迎えた当日。あれ、めちゃくちゃ楽しい。
そして迎えた、10月16日。
あれだけ「大丈夫かな」と思っていたのに、当日は不思議と緊張しませんでした。
というより、めちゃくちゃ楽しかった。
最初は界外さんと橋本さんの掛け合いを聞いていたのですが、お二人のやり取りが本当に面白くて。
気づけば、出演者というより、一人のリスナーとして楽しんでいました。お二人がつくる空気がとても自然で、こちらまで肩の力が抜けていく。
そんな雰囲気のなか、いよいよ私たちの出番に。
マイクの前で口を開く。
もちろん、事前に準備した台本はありました。
でも、いざ話し始めると、台本に書いたことだけでは収まらなくて。
「あ、これも伝えたい」
「そうそう、実はこんなこともあって」
そんなふうに、話したいことが次々と出てきました。
準備の段階では、あんなに言葉にするのが難しかったのに。
不思議なことに、目の前で話を聞いてくださる人がいて、そこからまた新しい質問や言葉が返ってくると、自然と話が広がっていきました。
気づけば、4人で話す時間そのものが楽しくなっていました。(編集部の山本も一緒に出演しています!)
ラジオって、こんなに面白いんだと思っている間に終了。
あれだけ不安だった生放送が、終わってみれば、もっと話していたかったと思うほど楽しい時間になっていました。

今回お話ししたのは、bacchanteのこと。
今回の放送では、bacchanteについて、たっぷりお話しさせていただきました。
- bacchanteは、なぜ復刊することになったのか。
- 先代編集長や編集部から、どんな想いを受け継いだのか。
- 飲食業界とは直接関係のない仕事をしてきた私が、なぜ編集長を務めることになったのか。
- bacchanteを通して何を届け、どんな未来をつくっていきたいのか。
普段、記事だけではなかなか伝えきれないことも、今回は自分の言葉でお話ししています。
私たちが取り上げたいのは、単に「おいしいお店」や「おすすめのお酒」だけではありません。
その一杯が生まれるまでの背景。
料理をつくる人の想い。
お店が大切にしていること。
そして、そこに関わる人たちの生き方や、選んできた道。
世の中には、すでに存在しているのに、まだ十分に知られていない面白いことが、本当にたくさんあります。
私自身、知らないお酒を飲んだり、造り手の方にお会いし、飲食店で思いがけない話を聞いて知れば知るほど、それまで何気なく飲んでいた一杯が、少し違って見えてくる。
今まで選ばなかったものに、手を伸ばしてみたくなる。
行ったことのない場所へ、足を運んでみたくなる。
知らなかったことを知るだけで、自分の世界は少しずつ広がっていく。
そんな面白さを、もっとたくさんの人に届けたいと思っています。
もちろん、何を「良い」と思うかは人それぞれ。
でも、誰かの「良い」を知ることが、自分の新しい「良い」に出会うきっかけになることはある。
bacchanteを、そんな出会いが生まれる場所にしていきたい。
今回、ラジオでお話ししながら、その想いを改めて強く感じました。
出会いが、また次の出会いを連れてくる。
振り返ってみると、今回のラジオ出演も、まさにbacchanteで届けたいことそのものだった気がします。
焼酎を楽しむ会で、たまたま目の前に座っていた界外さん。
そこで交わした何気ない会話。
bacchanteの話を聞いて、熱い言葉で背中を押してくださったこと。
そして、その出会いがラジオ出演につながり、今度はラジオを通して、まだbacchanteを知らない誰かに想いを届けられたこと。
一つの出会いが、次の出会いにつながっていく。
こういう瞬間があるから、私はお酒や飲食の世界が好きなのだと思います。
そして、そんな出会いを記事として残せることが、今はとても楽しい。
まだまだ、やりたいことも、伝えたいことも、山ほどあります。
うまく言葉にできないこともあるし、形になっていないアイデアもたくさんあります。
それでも、考え続けて、実際に動いて、いろいろな人と出会いながら、少しずつ形にしていきたい。
今回のラジオは、そんな自分たちの原点を改めて確かめられる時間になりました。
界外さん、橋本さん、そして番組に関わる皆さま、本当にありがとうございました!
編集長としての想いや、bacchanteのこれまでとこれからについて、自分の言葉でお話ししています。
放送はアーカイブからもお聴きいただけます🎧
ぜひ、聴いていただけたらうれしいです。
またそこから、何か面白いことが始まるかもしれません。

