こんにちは。
なかむらかほです。
今日は、気づけば最初の一杯で頼んでしまうようになった「焼酎」について書いてみようと思います。
「焼酎」との出会い
みなさんは焼酎を普段飲みますか?
私はここ3年くらい一杯目から「焼酎のソーダ割りで!」っていうことが増えました。
でもそれまでは正直、「なんでみんなこれを好んで飲むんだろう?」と思っていた側の人間です。
最初の出会いは、大学生の頃。
居酒屋でおいしく飲むというよりは、破天荒に飲むことが多く、飲みたいと思っていなくても飲んでいました。
しかも、最初からロックで。
今思えば、そりゃ美味しさなんて分からないよな、という飲み方です。
その頃の焼酎の記憶は、あまり良いものではありませんでした。
焼酎の概念が変わった経験
そんなこんなで、「焼酎」は自分の中では選びたくないお酒に入っていました。
ところがどっこい、ある日、ご飯好きが集まる会に誘われて参加したときのこと。
その場は、「焼酎会」でした。
「ゑ、聞いてない…!」「焼酎飲めない…」と心の中で騒ぎ、帰ろうかと思いました。(笑)
そこで隣にいたのが、今では勝手に“焼酎の師匠”と思っている女性。
「意外といけるから飲んでみて。無理だったら私が飲むから。」
その一言に背中を押されて、恐る恐る口にしたのが「安田」。
これまでの「酒!」という感覚が薄れ、ライチのような果実感と、スッキリとした芋の甘みがあってフルーティーな芋焼酎でした。
「何だこれは!」となりその日は、華やかな、果実感を感じる焼酎を沢山飲みました(笑)

気がつけば選び方が変わっていた
そこから少しずつ、焼酎との距離が変わっていきました。
今では、あえて芋のクセを求めて「芋の香り強めでお願いします」と言うこともあります。
知らない焼酎に出会うのも楽しくて、飲んだものはメモに残すようになりました。
気づけばこの3年で、150種類以上も。
作り手の皆さん、本当にありがとうございます。
最初は苦手だったものが、今では自分から選びたくなるもの、人におすすめする側になっている。
この変化は、自分でも少し面白いなと思っています。
また、いろんな人にも同じような経験をしてほしいなと勝手に布教しています。


私が思う焼酎に感じる“もったいなさ”
そんな中で、少しだけ違和感も感じています。
ワインや日本酒は、産地や特徴、味わいについてメニューに書かれていることや、提供時に説明されることが多いと感じています。
でも焼酎は、「芋」「麦」と書かれていて、出てきて終わり。ということも多い気がします。
最近は、ラベルが個性的なものや、同じ酒蔵でもまったく違う表情を持つ焼酎も増えてきている印象です。
それなのに、その魅力が十分に伝わっていないのは、“もったいない“。
焼酎って透明だからこそ、焼酎原液以外の香り、味、奥深さ、作り手の思いをもっと伝えてほしいと思います。
知ったら飲める、好きになってくれるって人、多いはずです。

これからの焼酎への期待
提供する側の方にも、少しだけ伝えたいことがあります。
「焼酎は好きな人だけが飲むもの」ではなく、「どうすれば好きになってもらえるか」という視点で伝えていくこと。
ほんの一言の説明や、一歩踏み込んだ提案で、印象は大きく変わると思っています。
そしてそれは、私たちが体験する“良い酔い”にもつながっていくはずです。
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最初は苦手だったものが、飲み方や出会い方ひとつで、こんなにも変わる。
焼酎は、私にとって「概念が変わる体験」をくれたお酒でした。
bacchanteを通して、焼酎に限らず、そんな“出会い直し”のきっかけも伝えていけたらと思っています。
少し熱くなってしまいましたが、お酒の可能性は本当に広い。
その良い酔いの一歩を、誰かと共有できたら嬉しいです。