去る11月1日は、本格焼酎の日でした。飲みましたか、本格焼酎を。私はたくさんいただきました。日比谷で開催されていた鹿児島焼酎のイベントへもおもむきましたし、いつも通り各地のお店でも。え?それじゃあ日々と変わらないじゃないか?いやいやそんなことをおっしゃらずに。
しかしすっかりいつのまにか焼酎の記事の多くなったここバッカンテ、皆さまお気づきだったでしょうか。始まった頃に比べて、メディア内の焼酎の濃度が、どんどん濃くなってきています。カテエメディアになってきたねえ!
酒を飲んでカテエ!と言うのが広まったのは、玉袋筋太郎さんからとされていますが、今これを書くにあたって改めて調べてみたところ、一説には江戸の頃からあったかもしれない言葉なんだとか、本当ですか?ハルシネーションな気がしています。
そんな古い言葉かどうかはともかく、カテエ〜!ってのはチューハイとかウーハイとかどうやら関東の、もっといえば東京下町の酒場の言葉のようです。でもこれも少し考えると不思議なもんで、たとえば酒場の聖地のようにも言われる立石のあたりでよく飲まれている梅割り。あれはなみなみに注いだ甲類に、ほんの少しの梅をたらしたものですから、かたいとかどうとかそういうことではなく、ほぼキです。生です。生をキっていうのって、いいですよね。
本格焼酎はカテエと言うのか。東京ではもしかして言う人もいるかもしれませんが、おそらく南九州あたりにはいないのではないかと思うのです。それは最近大隅半島あたりの方に聞いた話で、お湯割りに漢割と女割があるとのことで、これが8:2か2:8だっていうのです。漢、カテエ!
でもキはよくないってんですよ。お湯をちょっと、2だけ注ぐ。これがうまいんだと。つまりかてえとか濃いとか、そういうのとは全く異なる評価軸で飲んでいるんだろうなあと感じたのでした。
そんなこんなで本格焼酎の日が過ぎ去りまして、次にやってまいりますのは11/11のたちのみの日。
これはなんと個人の方が申請されたんだそうで、11/11が立ち飲み屋に立ってる呑み助たちの立ち姿に見えるから、とこういうわけだそうです。1111といえば、見た目から来たイメージの日がアレヤコレヤと集まっていて、かたちにみえるからポッキー&プリッツの日、弦にみたててベースの日。
立ち飲みの日を申請してしまったのが、藤原法仁さんと浜田信郎さんという、立ち飲みを愛するお二人。自分たちが立ち飲みを好きだから、というだけで、立ち飲みの日を作るためにお金を払った。なんとアツい漢たちでしょう。
本格焼酎の日に、立ち飲みの日。ここ数年はとんと聞かなくなったような気もする、ボジョレー解禁日などもそろそろでしたか。あらゆる酒にまつわる記念日、どんなものがあるでしょう。
例えば10月1日は日本酒の日だそう。こちらは1978年に日本酒造組合中央会が制定したもので、十二支の酉という字がもともと酒を意味していたことや、かつて10月から酒造年度が始まっていたことなどに由来するそう。
5月13日はカクテルの日。1806年のこの日にアメリカの新聞でカクテルという言葉の定義が紹介されたことにちなみ、日本では2011年にバーテンダーの団体が制定。200年以上も前の新聞を引っ張り出してきて記念日にしようというのは、つよい力を感じますね。
世界に目を向けると、ジンの日、ラムの日、テキーラの日、ウイスキーの日、ビールの日、と。ほぼなんでもあるんじゃないの?というくらいある。酒にまつわる記念日は、酒の歴史を後世に伝えるためのものもあれば、商品を知ってもらうためのものもあり、あるいはただその酒が好きだからというものもある。
そして酒飲みの側からしてみれば、今日は何の日だからこれを飲もう、というのはなんとも便利な話です。今日は日本酒の日だから日本酒を。今日はワインの日だからワインを。今日は立ち飲みの日だから立って飲もう。
かの名曲、日本全国酒飲み音頭というのもありましたね。酒が飲め飲めるぞ、酒が飲めるぞ!11月は「なんでもないけど」です。来月12月はドサクサに紛れて!
11月11日の立ち飲みの日、もし覚えていたらどこかで立って飲んでみてください。最近はね、バーカロというイタリアなスタイルの立ち飲みに流行りの兆しがあるそうですよ。小皿にもられたチケッティをつまみながら、すこし小ぶりのグラスでワインをキュイっと。
さて今週のヨヨイノヨイは。
というわけで完全なフライングを決めております。これがイタリアン立ち飲みことバーカロのチケッティなる小皿料理。
ぺろり、ぺろり、ごくりでした。
立ち飲みの日は、オーセンティックなジャパニーズ立ち飲みに行こうかな。
それではまた来週!
