いつだって頼れるのはシマウマではなく自分です

インターネットというものは実に便利で、あなたは酒が好きでしょうと向こうに思ってもらえたら、毎日毎日酒にまつわるニュースを教えてくれるもんです。

そんなわたくしのもとに先月末届いた情報が、酒飲むときに水飲んでも意味ないよ〜ん、という論文でありました。大分大学医学部医学生物学講座および医療倫理学講座といいちこでお馴染みの三和酒類研究所によるものです。

ごくごく簡単に紹介しますと、健康な日本人男性13名を大分大学附属病院に集めて、日本酒だけを飲んだときと、日本酒と水を交互に飲んだときの、摂取前、摂取直後、摂取後15時間まで、呼気中のエタノールとアセトアルデヒドの濃度を測定しましたよというもの。1時間で4合弱飲むそうですから、まあまあな呑兵衛力です。はやない?
それで2パターンの飲み方を比べてみたところ、ほとんど有意な差が出ませんでした、とそういう話であります。

酒飲みの日常を振り返るとするならば、日本酒を飲みに行ったときに、和らぎ水ですとかなんとか言って水をだされますよね。それのことです。酒を一杯飲んだら、水を一杯飲んでくださいね、なんて指定をしてくる店なんかにもかつて出会ったことある気がしますが、あれが科学的にはあんま意味なかったよという研究結果がでてしまったのです。

わたくしはその行為にはそもそも懐疑的で、水を飲もうがなにしようが、摂取してるアルコール量には違いないんだから、変わらんでしょうと思っていたので、ほとんどやったこともないですから、それ自体はいいのですけど、問題はですよ。

ゼブラ飲み、ってなに?!そんな皆さん知ってますよねゼブラ飲みみたいなテンションで大見出しにつけられましても、知りませんけれども!?となったわけです。
知ってました?ゼブラ飲み。

インターネットって、昨日生まれた言葉を「常識ですけど?」みたいな顔で使い始めるから困りますよね。いや困りはしませんか。

というわけでChatGPTくんに問い合わせてみました。どうやらめちゃくちゃ最近の言葉らしくって、日本語として出てきたのは2025年ころ。その元となったであろうzebra stripingという言葉が欧米圏で見られ始めたのも2024年あたりとのことで。

なんてかわいそうなんだ!今から流行るかもしれなかった飲み方が、いきなり科学的にぶった斬られてしまいました。でも実験がおこなわれているのは2023年なんですよね。どこぞの国の若者が、これ流行るぜ〜って言ったシマウマ飲みスタイルと、研究者さんたちがアレって意味あるんかいなと調べ始めた絶妙すぎるタイミング!最高!

テキーラのショットをしたあとにチェイサーでオレンジジュースがどうのこうのというツイッターの投稿も観測しましたが、いやもうそれはテキーラサンライズを飲みなよ。甘いのがいやならグレナデンシロップを抜いてつくってもらいなはれ。

あとまあオジサンあるあるですが、チェイサーください!で水を頼む人ね。きっとそういう人は寿司屋でお茶を頼むときにあがりをリャンとか言っちゃう人ですよ。ああ恥ずかしい!とりとめがなくなってきたので、この話はまた今度にしましょう。

良い酔いを求めるには水だのシマウマだのではなくてですね、自分との対話です。ご自身が気持ちのよい範囲でたのしくのめばそれこそが良い酔いなわけであります。

さて今週のヨヨイノヨイは。

17時からの飲み会だというのに、0次会をやりましょうということで14時に集合して3軒も行ってしまいました。
0次どころか-2次会やんけ〜!

ちっくとっくで擦られまくっている店へ、おそらく10年以上ぶりの訪問でしたが、たいへんうまうまでございました。

それではまた来週!

この記事を書いた人

逸見愚栄(へんみ ぐえい)