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名前をつけた街で、名前を守れなかった
前回は、八王子ナポリタンが少しずつ街に広がっていった話を書きました…高尾山には人が来るけど、その人たちが八王子の市街地まで自然に足を伸ばすかというと、現実はそう簡単ではありませんでした…そこで僕は、八王子の街に立ち寄る入口として「ナポリタン」という名前を使えないかと考えました。 「八王子を、ナポリタン日本一の街にする」 今思えば、少し馬鹿げた言葉ですが、その少し馬鹿げた言葉が、街の中に会話を生みま […] -
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ナポリタンが街に火をつけた。そして僕は、まだ何も知らなかった
三軒酎屋の話をすると、たまにこう言われます。 「よく、そんなこと思いつきますね!」 三軒茶屋を、クラフト焼酎を語る街にする…飲食店を、ただお酒を出す場所ではなく、蔵元の思いや背景を伝える“注ぎ手”にしていく…街そのものを、クラフト焼酎の入口にしていく!たしかに、少し変なことを言っている自覚はあります!笑でもこの発想は、ある日突然、空から降ってきたものではありません。僕の中には一度だけ、「食の名前が […] -
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獣道の先にあった、心地いいカルチャー
最近、改めて思うんです…お酒の席で、私たちは何を飲んでいるのだろう?と… もちろん、グラスの中にあるのはお酒です…けれど本当は、その奥にある時間や、人の手の温もり、土地の記憶のようなものまで、少しずつ受け取っているのかもしれません。 毎年6月の第2日曜日。鹿児島・天文館には、全国からクラフト焼酎を愛する人たちが集まってきます… 目的は、ただ飲むためではありません!蔵元さんと、グラスを片手に語るため […] -
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クラフト焼酎は「ネクスト・メスカル」になれるか?──ローカル蒸留酒が世界に見つかる瞬間
クラフト焼酎は、ネクストメスカルになれるのか?ローカル蒸留酒が、世界に見つかる瞬間「クラフト焼酎は、ネクストメスカルになれるのではないか?」 最近、巷ではそんな噂が囁かれてますもちろん、これは単純に「メスカルが流行ったから、次は焼酎だ!」という話ではありません。そんなに都合よく、世界は動かない。でも、メスカルの歩みを見ていると、どうしても思ってしまうのです。ローカルな蒸留酒が、ある日突然、世界のバ […] -
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予定調和を壊す、三つの愛しきノイズ ―― 街をアップデートする「役割」の話
よそ者、若者、馬鹿者…三軒酎屋は、予定調和を壊す「愛すべきノイズ」でできている。街づくりや、何かが新しく始まる場所で、よく引き合いに出される言葉があります。 「よそ者、若者、馬鹿者が地域を変える」 正直に言えば、最初はこの言葉に少しだけ、トゲのようなものを感じていました…どれもどこか、日常の穏やかな輪郭を乱すような響きがあるからです。でも、三軒茶屋を「クラフト焼酎を語る街」にしようと動き続ける中で […] -
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“焼酎の街”ではなく“焼酎を語る街”をつくる理由
三軒酎屋の話をすると、「三軒茶屋を“焼酎の街”にしたいんですね?」と言われることがあります。確かに、方向としては限りなく近い…でも、僕が本当に目指したいのは、少し違っていて“焼酎の街”ではなく、“クラフト焼酎を語る街”だったりします… 「焼酎の街」と「焼酎を語る街」の違い この違いは、言葉にすると凄く小さく見えるかもしれませんが、中身は、かなり違います…“焼酎の街”という言い方だと、焼酎を飲める店 […] -
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エコーチェンバーの、その先へ。クラフト焼酎とカルチャーの計画的偶発性理論
おすすめされない夜をつくる!エコーチェンバー時代の三軒酎屋論 最近、偶然に何かと出会った記憶って、ありますか?SNSを開けば、自分が好きそうな投稿が流れてくるし、動画を見れば、次に見たくなりそうな動画が並び、買い物をすれば、関連商品をおすすめされる…そしてそれは高確率で当たって、ものすごく便利だったりします ただ、便利になればなるほど、ふと思うことがあります…僕たちは最近、自分が選ばなかったものに […] -
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クラフト焼酎は、“売れる前に選ばれ始めている”
夜の現場で起きている、小さな違和感 クラフト焼酎は、なぜ“急に選ばれ始めた”のか?最近、なんとなく思うことがある…クラフト焼酎を楽しむ人が、少しずつ増えている気がする。とはいえ、業界の数字だけを見れば、「絶好調」とは言いづらい。むしろ市場全体は、人口減や飲酒量の減少、低アルコール志向の流れの中にいる。 それなのに、夜の現場では少しだけ違う空気が流れている…居酒屋で自然にソーダ割りが出てきたり、バー […] -
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クラフト焼酎は、ソーダで自由になれる
焼酎は、水割りかお湯割り!そんな空気は、今もどこかに残っている気がします…もちろん、それは間違いではありません…お湯でひらく香りもあるし、水で整う輪郭もある…長く焼酎を楽しんできた昭和生まれの諸先輩方が、その美味しさを知っているのも事実です… でも、入口がそこだけである必要はないとも思うんです! クラフト焼酎は、ソーダで割ると自由になる 最近あらためて感じるのは、クラフト焼酎はソーダで割ると、すご […] -
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青鹿毛は技術を、千本桜は記憶を飲む焼酎-柳田酒造で見た改善の物語
宮崎県都城市にある柳田酒造を訪ねたとき、僕が最初に感じたのは、いわゆる「歴史ある蔵元」の重厚感だけではありませんでした。もちろん、1902年創業という時間の厚みはあるし。都城で長く焼酎を造り続けてきた蔵としての佇まいもある。でも、それ以上に印象に残ったのは、蔵のあちこちに残る“改善の跡”でした。 技術は人に優しくするためにもある。 ホームセンターで買ってきた値札が付いたままの材料を使い、柳田さん自 […]