今日は沼っている白酒について、自論をつらつら述べようかと思います。
「理解できないわ!」って方は読んだあとにそっと画面を閉じてください。
(必ず読んでください。)
まず中国での中国酒について、日本で育った多くの方は「紹興酒」をイメージする方も多いかもしれません。
ただ、実際に中国へ行くと、お店のメニューに並んでいるのは、ビールと白酒のボトル。
しかも、白酒は種類違いでずらーっと並んでいます。
(白酒はピンキリで高いものはめんたま出そうでした。)
実際に中国で「チャイニーハイ」みたいな飲み方をしようとすると、
そもそも白酒がボトルでしか頼めなかったり、炭酸水自体が置いていなかったりします。
店員さんに「ソーダ割りにするんだよ」と話すと、「えっ?」と少し笑われることもありました。
その時に、「あ、白酒を割って飲む文化って、まだそんなに一般的じゃないんだ。」ということを感じました。
でも、私は白酒をソーダで割ってもいいと思っています。
というより、むしろ“入口として必要”なんじゃないかと思っています。
ソーダ割りは“飲みやすさ”ではなく入口になる
白酒が好き!という人は、まだそこまで多くない印象です。
(それ以上に私の周りでは、そもそも白酒を知らない方が多いかと。)
理由として思いつくものは、アルコール度数の高さ。
私も白酒を最近飲むようになりましたが、50%前後のものも普通にあります。
しかも香りがかなり独特なものも多いので、親しみのない方からすると、唇につけただけで「ぴょーーーーー」ってなる気持ちもすごくわかります。
だからこそ、ソーダ割りは単純に“飲みやすくするため”だけではなく、白酒を知るための入口としてありなんじゃないかと思っています。
ストレートで飲むとなかなか進みまないし、「強い」だけが頭の中を支配してしまい「次回も!」ってなりにくいかと思います。
もちろん、それが白酒文化の魅力でもあると思います。本場中国では長く、「乾杯!」「一気!」という宴会文化の中で飲まれてきたそうです。
現在、中国でもコロナ禍以降、宴会の機会が減ったことで白酒の消費量が落ちたと言われています。
また、中国国内でも白酒に対して
・ストレートで飲むもの
・接待のお酒
・おじさんのお酒
というイメージがあるそうです。
なんか日本のどこかでも見たことがあるようなイメージ…(笑)

白酒は“香りを楽しむ酒”だった
ただ、白酒が本来もつ複雑で華やかな香りを活かした、新しい飲み方の提案も増えてきているそうです。
私自身も、その沼にまんまとハマったひとりです。
その代表的な存在のひとつが「江小白」。
白酒に新しい風を起こしたブランドとして知られていて、ソーダで割ることでアルコール度数を調整したり、白酒本来のフルーティーさや香りを楽しむ提案をしたりしているそうです。
一方で、白酒の世界には“王者”的存在もいます。
それが「茅台(マオタイ)」。
中国を代表する高級白酒として知られていて、接待や贈答品、国家レベルの会食などでも登場することが多いそうです。
価格もかなり高価なものが多く、「白酒=茅台」というイメージを持つ人も少なくないとか。
実際に飲んでみると、度数の高さにまず驚くのですが、それ以上に香りの複雑さに驚かされます。
最初は「強い酒」という印象でも、少しずつ香りや余韻に意識が向いていく感覚があります。
こういう王道や伝統的な白酒がある一方で、江小白のように新しい飲み方を提案するブランドも出てきている。
その両方が存在しているところも、白酒の面白さなのかもしれません。
実際、白酒をソーダ割りで飲むとストレートより印象が変わります。
「飲みやすい!」とかではなく、「鼻に広がる香りがいい」「口の上にすっと抜ける感覚」を感じられます。
そのまま食中酒として色んなものにも合いますが、ぜひ本場中華を食べながら体験してほしい。
中華料理の油とコクを白酒がさらりと流し込み、口の中がふっと軽くなる。
「強い酒」というより、ペアリングとして補助してくれるお酒に近い感覚です。
また、日本ではお目になかなかかかれないですが、白酒は香りによって分類されています。
まさに、“香りを楽しむお酒”。
知らないことばかり。



白酒にはまだまだ可能性がある
だから最近は、他の白酒をもっと飲んでみたいと思うことやソーダ割りだけじゃなく、他の組み合わせにも可能性があるんじゃないかと思っています。
例えば、
・カクテルとして他のものと掛け合わせてみる
・中華以外の食事とのペアリングをしてみる
・白酒でも飲み比べしたらどんな感じ方をするのか
白酒の起源は紀元前7000年頃でいつか分からなくなるくらい古いです。
歴史があるのにまだまだ知らない・可能性のあるそんなお酒です。
だからこそ面白い。

白酒は“強い酒”ではなく、良い酔いを設計できる酒
白酒をソーダで割ることは、本場から見れば邪道なのかもしれません。
でも、入口がなければ文化は広がらない。
ストレートで飲めるかどうかより、「また飲みたい」と思えることの方が大事なんじゃないかと思います。
白酒は、“強い酒”ではなく、“良い酔いを設計できるお酒”だと可能性を感じてます。
そんなこんなで私は、白酒の布教をこれからもします。
そ・し・て!
これから白酒を特集の枠としていろんな角度から魅力を届けていきます!
私や編集部も色々な方に美味しく学ばせてもらってます。
皆さんも一緒に「レッツ白酒(バイチュー)ー!」
少しでも白酒が気になると思った方は、もうあなたはbacchante。