三軒茶屋が、三軒酎屋になるまでの話をはじめます

三軒茶屋の夜には、少し不思議な余白があります…
駅前はにぎやかなのに、一本路地に入ると、急に空気がやわらぐ。
誰かと賑やかに飲む店もあれば、カウンターで静かに一杯傾けられる店もある。
気取らなくても、それぞれの夜の居場所が見つかる。
三軒茶屋は、そんな街だと思っています…

三軒茶屋という街にある“余白”

だからこそ、ずっと考えていました。
この街なら、ただ“飲む場所”としてではなく、お酒の楽しみ方そのものを育てる街になれるんじゃないのか?と…
話題の店が増えるとか、流行りが生まれるとか、そういうことではありません…
その日の気分に合う一杯を、自分の感覚で選べたり、知らないお酒に出会ったとき、「難しそう」で終わるのではなく、「ちょっと面白いかも」と思えたり…

三軒茶屋なら、そんな空気をつくれる気がしていました。

はじめまして|三軒酎屋の中の人

はじめまして。
中島健壱|三軒酎屋の中の人です。
この連載では、三軒茶屋を「三軒酎屋」という“クラフト焼酎を語る街”として育てていく過程を綴っていきます…
といっても、企画の進捗を並べるだけの連載にしたいわけではありません!

僕が書きたいのは、街のなかで起きている小さな変化です。

ある店で交わされたひと言が、別の店では新しい飲み方につながったり、蔵元の思いを知ったことで、一杯の感じ方が少し変わったり、そんなふうに、人・酒・街のあいだに新しい文脈が立ち上がっていく、その途中を記録したいと思っています…

そもそもクラフト焼酎は、もっとのびのび楽しめるお酒です。
詳しい人だけのものでも、強さを競うためのものでもありません。
ソーダで割ると軽やかになるものもあれば、お湯でほどくと表情がふくらむものもある。
料理との相性で印象が変わることもあれば、一緒にいる相手やその日の気分で、心に残り方が変わることもある…

仕事帰りに少しだけスイッチを切り替えたい夜
誰かとちゃんと話したい夜
考えごとは置いて、気持ちをゆるめたい夜

クラフト焼酎には、そんな夜に静かに寄り添う力があると僕は思っています…

三軒酎屋という名前に込めた願い

だから三軒茶屋を、クラフト焼酎が“飲める街”で終わらせたくはなくて、目指したいのは、クラフト焼酎を語れる街です!

どんなふうに飲むと美味しいのか?
なぜその一杯に惹かれるのか?
どんな人が、どんな土地で、どんな思いからつくっているのか?

そうした話が、知識の披露ではなく、自然な会話として街のなかを流れていく…
三軒酎屋という名前には、そんな願いを込めています…
もちろん、「三軒茶屋」の“茶”を“酎”に変えたのは、少し遊んでいるところもあります!笑

でも、ただの言葉遊びではありません。

名前を変えて、少し違和感を感じてもらう事で、街の見え方まで少し変えられるかもしれない!
そんな仮説でもあります…
店を探すだけの夜ではなく、「今日はどんな時間を過ごしたいか?」からお酒を選べる夜へ。
その入口を、この街につくれたら面白いと思っています。

まだ途中だからおもしろい

この連載では、三軒茶屋の酒場で起きていること、蔵元とのやり取り、新しい飲み方の実験、そこに集まる人たちの反応、そして企画の裏側で考えていることまで、できるだけ率直に書いていきます。

ドキュメンタリーとして進む回もあれば、クラフト焼酎の魅力をもう少し身近な角度から掘る回もあると思います。
けれど、軸はずっと同じで、三軒茶屋が、どうやって三軒酎屋になっていくのか?
その過程を、きちんと見える言葉にして残していくことです!

今の段階では、完成したものはほとんどなくて、まだまだ途中です…

でもカルチャーは、最初から完成品として置かれているものではなく、人の熱量や試行錯誤の積み重ねのなかで、少しずつ輪郭を持つものだと思っています。この連載では、その変化を追いかけていきます。

三軒茶屋は、本当に“クラフト焼酎を語る街”になれるのか?
そしてその過程は、誰かの夜の選び方を少し自由にできるのか?

ここから、書いていきます!
よかったら一緒に見届けてもらえたらうれしいです。

【三軒酎屋の中の人note】
https://note.com/3chya

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この記事を書いた人

中島健壱|三軒酎屋の中の人