bacchante復刻のトキ

はじめまして。
bacchante編集長の中村華帆です。
最初に少し、感情面で書かせてください。

「やっっっっっっっと公開できました!!!!!」

昨年から、bacchanteの復刊に向けて動き始めていて最初の復刊イメージからかなり変わりましたが、(すごくいい意味で)やっと形になったことが文章では伝えきれないほど嬉しいです。
とはいえ、まだスタート地点に立ったばかりです。
正直、小鹿のように震えています。

ここに至るまで、ロゴの制作やWebページの構築、コラムニストの参画など、多くの方に力を貸していただきました。
この場を借りて、心から感謝をお伝えします。

bacchanteは、単にお店の評価や立地などの情報集めるための場所ではありません。
「どこに行くか」「何をするのか」ではなく、「今の自分はどんな気分ななのか」「どんなものを自分で選んだらワクワクするだろう」という自分自身の感性と向き合うための場所です。

そんなふうに、自分の感覚に従って選んだ時間のあとには、余韻が残ります。
帰り道や翌朝、ふと思い出して「あれは良い時間だったな」と感じるようなあの感覚です。
その余韻こそが、bacchanteにとっての「良い酔い」のひとつだと思います。

bacchanteは、その「良い酔い」の記録をするメディアです。
アルコールの強さや知識の量ではなく、味や空気、人との距離や会話の密度といった、目に見えない感覚を言葉にして残していく。自分に合った「良い酔い」を集めることで誰かの「良い酔い」のきっかけになると思っています。

ここでは、私だけでなく、それぞれの感性で酔いを選んできたコラムニストたちや社会にいる皆さんの記録も重なっていきます。
違う選び方・遊び方が集まることで、ひとつの文化のようなものが生まれていく。
そんな場所にしていきたいと思っています。

このメディアを通して、
「正解」ではなく「自分に合う」を選べる人が、ひとりでも増えたら嬉しいです。
みなさんにとっての良い酔いは、どんな時間ですか。
ぜひこのメディアを通して、「良い酔い」を選ぶ・残す・繋いでいければと思います。

どうぞ皆さんの手でbacchanteを作り上げていってください。
末長くよろしくお願いいたします。

■2012年双葉社から創刊 第2号「bacchante」

この記事を書いた人

なかむらかほ