Sence(感じる)の取扱説明書|味覚だけでなく“五感“で選ぶために

Sence(感じる)記事を読む前に

bacchanteのSence記事は、いわゆるお店のインタビュー記事ではありません。
一押しメニューの紹介や新店舗の情報、系列店のまとめのような“点の情報”をインタビューして伝えるものでもありません。
お店の情報を増やすための記事ではなく、その場で感じたことや、次の日まで残る“余韻”を言葉にするための記事です。

「なんとなく落ち着いた」
「なんだかまた行きたくなる」

そんな感覚の理由を、bacchanteは言葉にしていきます。
そのため、初めて読む方の中には、「これはどんな記事なのか」「どう読めばいいのか」と戸惑うかもしれません。
けれど、それは自然なことです。
Sence記事は、味の評価だけではなく、お店のこれまで・これから・店主の原体験や空間の背景も含めて、“体験そのもの”を届ける記事だからです。

Sence記事の構成

Sence記事では1つのインタビューにつき1つのお店を4つの記事で構成しています。

①導入記事
お店の全体像や背景を知るための入り口。これからの記事を、自分ごととして読むための準備になります。
準備運動ですが、ここが大切です。

②Scene-シーン記事
編集部が実際に体験した時間を、物語として描きます。まるでその場にいるような感覚で読んでもらう記事です。

③インタビュー記事1
体験のあとに、「なぜこの余韻が生まれたのか」を紐解いていきます。

④インタビュー記事2
店主の考えや背景から、その理由を立体的に捉えていきます。

1記事で完結するのではなく、4記事すべてを通して、お店の世界観や魅力を伝えていく構成です。
味だけではなく、空間全体で感じる体験を届けること。
そして、実際に記事を訪れたときに「自分でも感じとってみたい」と思えること。そのための構成になっています。

戸惑ったときの読み方

Sence記事は、いつものグルメ記事の読み方とは少し違います。
「どんな店かを知る」ためではなく、「どんなふうに感じるか」を探すつもりで読んでみてください。

たとえば、
・店主が好きすぎるがゆえに、つい語りすぎてしまう空気
・気がつけば、自分の心地よい音楽が流れている時間や空間
・整った空間に身を置くことで、自分の姿勢まで変わる感覚
・一皿の中に、これまでの経験が重なっていると気づく瞬間

そんな小さな感覚に目を向けてみてください。
すべてを理解しようとしなくていい。
言葉にできなくてもいい。
ただ、「なんとなくいい」と感じたことを、そのまま受け取ること。

記事の中にある情景に、自分の感覚を重ねてみると、お店の情報ではなく、「自分ならどう感じるか」が見えてくるはずです。
“美味しい”の先にある、余韻を選ぶこと。
そんな贅沢な選び方ができる。
その感覚を持ち帰るためのものです。

すると、店の情報そのものよりも、「自分ならこう感じるかもしれない」という感覚が見えてくるはずです。
美味しそう、美味しかったの先に感じる“余韻“を感じ、選び取ってもらうようにしていきたい。
そんな想い大切にしながら、お店の想いを届けていきます。

この記事を書いた人

なかむらかほ